私には夢があった。スノーボーダーになりたかった。でも、減り続ける雪にその夢を持ち続けることが脅かされている。サッカー選手になりたかった。でも、気候変動に苦しむ人々を見て、その夢を追いかけていてはいけないと思った。僕は人を助けるために貧困問題に取り組みたい。しかし、貧困問題の前に取り組まなければいけない問題があった。子どもを持ち、家族とともに普通に暮らしたい。でも、こんな状況で子供を持っていいのか、疑問を抱いてしまう。

気候変動は危機的な状況にあります。私たちの夢を、ありきたりな目標すらも、実現できないものに変えてしまうのです。

気候変動の危機を止めて安心して私たちの夢をかなえるために、私たち自身は何ができるでしょうか。CO2を減らすためにはどんなことができるでしょうか。政府は温室効果ガス削減目標を掲げています。台風や干ばつ、食糧危機など気候変動の影響から私たちの未来を守るためには、早急に高い目標を掲げ、対策を行う必要があります。

しかし、日本ではその目標が低いままです。この目標は現在、私たちに広く知らされない形で見直しが進められています。私たちの知らない間にこんなに重要なものが決まってしまっていいのでしょうか。

このまま一部の人の利益を守り、私たちの夢を阻むだけの目標となるのか、私たちの夢や未来を守る目標となるのか、その岐路に私たちは立っています。今後数十年の気候変動対策を決める目標が残り3ヶ月、早ければ1ヶ月で決まります。菅首相は4月22日の気候サミットまでにあらかたの方針を決めて、6月のG7までに世界に提出すると報道されています。

今後数十年の気候変動対策を決める目標が早ければ1ヵ月以内に決まるということです。私たちの未来を守るためには、私たちの声や意見を可視化して、政府に世論の求める声を届ける必要があります。

「このままでは私たちの未来は守れない」と、今の社会の気候変動への向き合い方やあり方に危機感をもつ人は確実に増えています。私たちの気候変動への危機感を可視化するため、4/2~4/23の間、毎週金曜日に学校を休みます。その日、学校を休んで街頭でのスタンディングとSNSでの発信でストライキ宣言をします。気候危機が深刻化している今、学校で将来のために勉強したとしてもこのままだと私たちに将来はないのです。

さらに、4月22日、世界が気候サミットに参加する日にマーチを開催し日本政府に対してコロナ禍においても気候変動の影響は深刻化しており、「いますぐにCO2削減目標を高く引きあげてほしい」というメッセージを届けます。あなたの声が必要です。

今動けば、夢を追いかけることのできる未来が手に入るのです。私たち自身のためのそして周りの皆のために、アクションに参加してください。