現在、エネルギー基本計画の見直し議論が行われていますが、主な議論の場である経済産業省の審議会(総合資源エネルギー調査会基本政策分科会)は、委員の大半をエネルギー業界や産業界にかかわりのあるメンバーが占め、市民参加の機会も非常に限られています。そこでは、原子力の活用・研究開発の必要性や新しい技術に期待して化石燃料を使い続けることなどについて、多くの意見が出されています。
しかし、今必要なのはエネルギー消費構造の大変革やエネルギーシフトです。市民のくらしや未来に大きくかかわるエネルギー政策の見直しに、若者や女性、気候変動や原発事故の当事者の声を届けたいとの思いから、本来政府が意見聴取の場を設定すべきですが、それがないのであればと、自主的に企画いたしました。
本会議は、以下の通りオンラインで開催致します。市民からの意見表明として、学生、アーティスト、福島の方、研究者など、様々な立場の方々からエネルギー政策の見直しに対する思いを伝えていただきます。また、省庁担当者をお招きし、事前提出質問をベースとした質疑応答をさせていただく予定です。
ATO4NENのホームページ、またYoutubeで視聴可能です。
また、Zoomにご登録・ご参加していただいた方からの質問を、何点か会議内で取り上げさせていただく予定です。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
2/4「市民のエネルギー気候会議」ーエネルギー基本計画自主的意見聴取会
会議公式HP:http://ato4nen.com/our-mtg/
日時: 2月4日(木)14:00~16:00
場所: オンライン(zoom)
主催: 「あと4年、未来を守れるのは今」キャンペーン http://ato4nen.com
協力: 阿部知子事務所、原発ゼロの会
zoom参加登録:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_vB5s_LSkRby0gQvTnmuwCg
YouTubeライブ:
プログラム(予定):
1.「あと4年」キャンペーン趣旨説明など
・挨拶:原発ゼロの会
2.市民からの意見表明
・金子菜緒・宮坂雛乃・手塚慧介(白馬高校)
・Fridays For Future Japan
・松本ひかり(Fridays For Future Yokosuka)
・KOM-I(アーティスト)
・田村堅太郎(地球環境戦略研究機関 気候変動グループディレクター)
・武藤類子(福島県三春町在住)
3.省庁との質疑応答
事前提出質問をベースとした質疑応答
・今後のプロセスと市民参画について
・2030年までの排出削減目標について
・2030年の電源構成について
・原子力について
・二酸化炭素回収・貯留などについて
司会: 荒尾日南子(350.org Japan)
本件に関する連絡先:
*「あと4年、未来を守れるのは今」キャンペーンとは?
「エネルギー基本計画」の見直しに、市民の声を反映させるために、環境団体、市民団体、若者団体、消費者団体、事業者など幅広い市民が集まり、署名キャンペーンを実施中。賛同団体数は150(2月1日時点)。キャンペーンの詳細はこちらから(http://ato4nen.com)。